テキスト編集のポイント(小説)

主に小説をターゲットにテキストファイルで本文を作成するときのポイントを説明します。

テキストファイルには書式がありませんので、見出しやルビの設定方法も説明します。書式を変換するかは、設定でOn/Offできます。

文字コードはUTF-8

テキストファイルを保存するときの文字コードをUTF-8に設定してください。Windowsのメモ帳は標準がS-JISになっているため、保存時に選択してください。

設定を忘れると変換後のepubファイルが文字化けします。

章単位でファイルを分割

これは必須ではありませんが、見出し設定と合わせてお勧めパターンです。

テキストファイル(メモ帳など)での編集は本文が長くなると章の管理が大変になるため、ファイルの分割を検討してはどうでしょうか。

ファイルの最初の行を見出しに変換可能なため、ファイル分割をすると特別なしるしをつけることなく見出しを作成できます。詳細は、「見出しの設定方法」を参照してください。

段落の字下げは、全角スペース

すでに、テキストで執筆されている方は実施済みかと思います。

段落の先頭の字下げは、全角スペースを使用します。Wordや一太郎のようなインデント機能はテキストエディタ(メモ帳など)にはありませんので、頑張ります。

ただし、セリフのかっこ(「)やダッシュ(――)で始まる段落は字下げしないように注意しましょう。

見出しの設定方法

 

方法1(行頭の#)

行頭に「# (シャープとスペース)」を追加すると見出しとして認識して変換します。シャープとスペースは半角でも全角でもどちらも認識します。

見出し指定をすると、フォントサイズ、種類、改ページ(#1つのみ)、本の目次が設定されます。

書式

# 大見出し
## 中見出し
### 小見出し

#の数で見出しのレベルを指定できます。最大で9個まで設定できます。10個連続すると無視されて、そのまま本文に出力されてしまいます。

見出しのレベル(#の数)とフォント設定の関係は以下の表の通りです。

レベル(#の数) サイズ フォント
1 140% ゴシック体
2 120% ゴシック体
3 110% ゴシック体
4~9 100% ゴシック体

# 第一章 雨降りの再会

##    一
しずく雫が定期的にこぼれ落ちる軒先を見上げる。
その先に見える空は暗く重たい雲におおわれ、舞い降りる雨は全くや止みそうにない。
そんな空模様から視線をそらし、足下にりり凜々しく座る犬に向き合う。
「君は、このお店の跡継ぎさんなのかな?」


方法2(ファイルの最初の行)

ファイルの最初の行を見出しとして認識します。章のタイトルを1行目に記述するだけです。ただし、行頭に#を付加する設定が優先されます。

 例

第一章 雨降りの再会

##    一
しずく雫が定期的にこぼれ落ちる軒先を見上げる。
その先に見える空は暗く重たい雲におおわれ、舞い降りる雨は全くや止みそうにない。
そんな空模様から視線をそらし、足下にりり凜々しく座る犬に向き合う。
「君は、このお店の跡継ぎさんなのかな?」

補足

テキストファイルの本文中で見出し設定を行うと、LeMEのコンテンツ一覧で見出し設定を行う必要はありません。

ルビの振り方

ルビの設定には「|(縦線)」「《》(二重山括弧)」を使用します。《》の代わりに「()(丸括弧)」も使用できます。縦線と丸括弧は半角でも全角でもどちらでも認識します。基本的な構文は以下の通りです。

  • 漢字《ひらがなorカタカナ》
  • 漢字(ひらがなorカタカナ)
  • アルファベット《ひらがなorカタカナ》
  • アルファベット(ひらがなorカタカナ)
  • |任意《任意》
  • |任意(任意)

漢字とひらがなのような複数の種類の文字を混ぜた言葉にルビを振りたい場合は、縦線を使用します。ルビ側に漢字やアルファベットを使用したい場合も同様です。

《》の直前の漢字にルビを振ります。

祇園精舎《ぎおんしょうじゃ》の鐘の声

《》の直前の漢字(ただし途中まで)にルビを振ります。

諸行|無常《むじょう》の響きあり

漢字とひらがなの組み合わせにルビを振ります。

|今は昔《むかしむかし》、竹取の翁といふものありけり

アルファベットにルビを振ります。

このソフトはLeME《レメ》です。

アルファベットなどのルビを振ります。

これは|伝説《Legend》になるソフトです。

書式設定のOn/Off

「ステップ3:作成」のタブで変更できます。右端のボタンを押すと右から出てきます。