涼宮ハルヒの憂鬱(小説)

読みました。
すっかりはまってます。

すごい人気ですね。
中坊の頃から小説は富士見・角川系はよく読んでますが小説が売り切れって経験無いんですけど?
スレイヤーズ全盛期だって新刊売り切れってなかったですよ。新品の本屋3件・古本屋4件まわって軒並み無いのはどおいうことでしょう?
さすが、アマゾンでCDが瞬間でも1位になるだけのことはありますね。

さて、内容ですが。やっぱり面白いです。
というか、アニメのクオリティが高いですね。あのむちゃくちゃな時系列がいい感じに複線はってるし。活字では表現できない軽快な面白さを上手く上乗せしてだしてるし。って小説の感想じゃないな。

主人公であるハルヒのまわりで起きることをキョンくんの1人称でかたられていますが。そのキョンくんの設定が非常に感情移入しやすくて好感が持てます。
小さい頃はSFとかファンタジーやヒーローにあこがれて真剣にそんな世界に夢見てたけど、成長と共に現実を理解して夢を見なくなっていく自分。でも、まだ見る夢は、ヒーロー自身ではなくてその脇にいる役で楽に非日常を楽しみたい。(あってるかな?おおむねこんな感じ)
それってまさにこの小説を読んでる自分たちジャンってね。(それでも中心に居たいか脇に居たいかはそれぞれだと思いますけどね。)
かってに「達」にするなって?えー、どうせ自分は妄想癖ですから・・・。

あと、1つ面白いなっておもった考え方が「時間平面」
つまり、時間の流れは川のような流れではなくアニメーションのようにコマが流れているって事みたいです。
で、他の時間から来た旅行者はある一こまに書かれた落書きみたいなものらしいです。
なので、歴史に影響は与えないそうです。一こま書き換えても次のコマは元に戻るでしょ?って理論。
(たぶん)常識的には時間は流れてて時間旅行者が(いたとして)何かをすると歴史に影響を与えてしまうってのが覆されてるんですよね。並行して流れてるとか枝分かれするとかいろいろバリエーションはありますけど基本が違いますよね。
こおいう仮説とかって実際にあるのかな?と思ってみたり。

文章もすごく読みやすくて、しかもすごく引き込まれてテンポ良く読めます。しかもすごく先が気になってあせりがちになることも・・・。
で、少し気になったのが時々普段使い慣れないような難しい単語というか言い回しが出てきて読むのに躓きます。(僕だけ?)もしかしてコレってあせってる読者をわざと一息入れさせるテクニックなのかな?とかんぐってしまったり。サーキットのシケインみたいな感じ?スピード出しすぎ注意!(わけわかりませんね。)
正直、文章自体読んでて疲れないです。

とにかく、お勧めです。
小説・アニメどっちもね。

ハレ晴レユカイ予約してしまった・・・。
送料かかるからついでに小説の最新刊も頼んでしまった・・・。どうせ2巻は自力で探して買うだろうからあえて最終巻を注文。