僕の参加しているAndroidの開発グループ「名古屋Androidつくる部」略して「つ部」では勉強会の時のインフラとしてネットワーク機材を用意しています。
Android関連の集まりになるだけあって皆さんインターネットが無いと生きていけない人たちが集まる為、ではなくて。
勉強会の内容としてどうしてもネットが必要になることがあるのとPCをネットに繋ぐにはどうしてもモバイルルータや携帯のテザリングが必要になります。
そうなると必然的にWiFiのチャンネルが枯渇しますので接続が不安定になったりします。
勉強会を開催する会場のネットワークを借りれると楽なのですがなにかトラブルがあった時に会場さんに迷惑をかけると行けないので出来れば借りたくない。となれば用意するしかないんじゃないか?って事で用意しました。
ただし構成を気を付けないといけません、単純に運営のイーモバに「みんなつないでね~」ってわけにはいきません。
モバイルルータは接続台数に制限があるからです。
で、下図のような構成を考えて実際に運用しています。
40~50名程度の勉強会ならまかなえます。
結果として1つのモバイルルータに対して本来5台までしか接続できないところを擬似的に20台程度でシェアする事ができます。
もちろんみんなで動画を見るとかは厳しいですがWebページやTwitterを見る程度であれば十分使えます。
ポイント
・各クライアントへのIPの割り振りは市販のWiFiルータを使用する
・WiFiルータのWAN側をモバイルータに接続する
・WiFiルータとモバイルルータの間は無線と有線のコンバータ
もしくは、WiMAXの有線アダプタを使用する
・WiFiルータのWAN側IPはモバイルルータで行う
注意
・参加者にはモバイルルータなどWiFi機器の電源OFFを徹底する
・会場の他の部屋などのWiFi使用状況をモニタリングして開始前にチャンネルをずらす
・チャンネルはかならず1つおきに設定する
(大抵は奇数番号のみ使用します)
・WiFiルータのSSIDは別々なので参加者に均等に別れてもらえるように工夫する。
座席位置、SSIDを書いた紙を配るなど。
構成図
画面が狭いのでフルサイズはこちら
ネットへの出口について
・イーモバを使用する場合、Ariaを使用することをオススメします。
旧PocketWifiは速度がでません。Ariaだと調子が良い場所だと4Mbpsを超えます。
・イーモバのUSBドングルタイプをPCに接続してPCをゲートウェイにすればもっとスピードが出せるかもしれません。
・ビーグルボードとかでセットトップボックスみたく仕上げると素晴らしいかもしれません。
負荷的な話
・WiFiルータは1台につきクライアント10台前後、多くて15台で見るのが無難です。
これはココのスペックに依存するのでやってみるしかありません。ぶっちゃけ現実的に買えるのは家庭用なので5台程度が推奨になっていると思います。
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