QML(Qt)でWeb系機能を使用した場合に必要になるライブラリ(Dll)

Qt Quickアプリを配布する場合、必要なライブラリを自分で探して同梱する必要があります。

今回は、Web関連の機能を使った場合ということで、QtWebKitとHttps(SSL)通信をするアプリケーションを配布する場合の情報です。

/// QtWebKitを使う場合 ///
まず、WebKitは動的ロードなので本体のexeのDependencyには必要なDLL出て来ません。
動的ロードとWebKitに必要なものとして以下のファイルが必要です。
 QtWebKit\qmldir
 QtWebKit\qmlwebkitplugin.dll
 QtWebKit4.dll
 QtNetwork4.dll
 phonon4.dll

また、Webで画像を表示する必要があるので以下のプラグインが必要になります。
(全てが必須では無いですが)
 imageformats\qgif4.dll
 imageformats\qico4.dll
 imageformats\qjpeg4.dll
 imageformats\qmng4.dll
 imageformats\qsvg4.dll
 imageformats\qtiff4.dll

 
/// Https(SSL)通信を使う場合 ///
QtNetwork4.dllが以下のファイルを動的に使用します。
このファイルが無いとWebKitやXMLHttpRequest()で「https://hogehoge」とかすると失敗します。
 libeay32.dll
 libssl32.dll
 ssleay32.dll


/// 入手元 ///
 <SDK Dir>\Desktop\Qt\<Version>\<Compiler>\bin
 <SDK Dir>\Desktop\Qt\<Version>\<Compiler>\imports\QtWebKit


/// 全体的な補足 ///
 例えばMinGWでビルドした時に常に必要な「mingwm10.dll」などは省略しています。