QtをCE系のOS用にビルドする手順です。
「なんでそんなところで戦ってるの?」と聞かれましたが(笑
ちょっと眠ってるIS02を使って見ようと思っただけです。
基本的な手順は以下のサイトを確認してください。
「Installing Qt for Windows CE」
/// 環境(参考) ///
・Windows 7 Pro (64bit)
・Virtual Boxにインストール
・割り当てコア数2
・割り当てメモリ2G
注意
作業をするフォルダは「c:\qt4」として以下の説明をします。
/// 環境作成 ///
1.必要なツールをインストール
・Visual Studio 2008 (or 2005)
・git
・Windows Mobile 6 Professional SDK
/// ビルド準備 ///
1.ソースの取得
>cd c:\
>git clone git://gitorious.org/qt/qt.git qt4
>cd qt4
>git checkout -b qt4.8.2_for_wm 4.8.2
2.環境変数の設定
>CALL "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\vcvarsall.bat" amd64
>set QTDIR=c:\qt4
>set PATH=%QTDIR%\bin;%PATH%
>REM set QMAKESPEC=win32-msvc2008
環境によっては1行目の最後のamd64をつけるとエラーになるので外してください。
4行目はVCのバージョンにあわせて調整してください。
/// ビルド ///
1.configure
>configure -platform win32-msvc2008 -xplatform wincewm60professional-msvc2008
-xplatformに指定する情報は、「C:\qt4\mkspecs」から選んでください。
CEのバージョンごとにいろいろあります。
2.パスの再設定
>set INCLUDE=C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\ce\include;C:\Program Files (x86)\Windows Mobile 6 SDK\PocketPC\Include\Armv4i
>set LIB=C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\ce\lib\armv4i;C:\Program Files (x86)\Windows Mobile 6 SDK\PocketPC\Lib\Armv4i
>set PATH=C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\ce\bin\x86_arm;%PATH%
パスの内容はVCのバージョンやCEのSDKによっても変わりますので調節してください。
3.ビルド
>setcepaths wincewm60professional-msvc2008
>nmake
しばしお待ちください。
/// アプリのビルド ///
プロジェクトのディレクトリで以下のコマンドを実行します。
>CALL "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 9.0\VC\vcvarsall.bat" amd64
>qmake
>nmake
VisualStudio用のプロジェクトファイルの作成もできます。
そうすればVisualStudioからビルドできます。
>qmake -tp vc
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