Qt Developer Day Tokyo 2014が5/20に秋葉原で開催されました。
数年ぶりのQt公式のイベントとと言うことで平日でしたが会社を休んで参加しました。
イベントの内容としては、午前中にキーノート、午後からいくつかの部屋に別れてセッションが開かれました。
細かいことは他の方にお任せするとして・・・。
・Qt 5 の未来は明るいブログ
・Qt DEVELOPER DAY 2014 Tokyo に行ってきました
■自分が気になった事
・Qt Quick Compiler
QMLを予めコンパイルしてネイティブコードにできるようになるそうです。
今まで、JITでコンパイルしている時間分だけアプリの起動時間が伸びたりとあったのですがなくなります。
起動しきったあとの処理スピードにどれくらい差があるかは未知数ですが、JITが使えないデバイスなどでは差がでると思います。
別の面としては今まではQMLファイルをそのまま添付するかリソースに含めて配布しますがソースコードが丸見えになってしまいます。それがバイナリになるのでセキュリティ的な面でも期待できるとのことでした。
(リソースに含めればて多少はマシになりますが、実行ファイルを開くとベタッとテキストのソースが見れます)
・マルチスクリーン対応
Qtのモバイル対応が進んでいろいろなサイズのモニターサイズでアプリを動かす事になるのでその辺りにも対応しますよーって事でした。(僕の聞き間違いじゃなければ)
今回発表された内容と一致するかはわからないですが。実は、1年位前にUbuntuPhoneのSDKが公開されたときに、そちらは対応されてました。Androidで言うところの「dp」みたいなのです。
Qt Quickアプリはレイアウトが柔軟に変化させることができるので、スクリーンサイズの違いへの対応が無いのが辛かったです。どうしても対応したいときは、自力で倍率を変化させられるように作りこむ必要がありました。
最近は、11インチでフルHDという高dpiなノートPCが登場したりしていて、デスクトップ向けQtの世界だけでも必須機能になると思っています。
今後どうなるかに期待したいです。
■その他、雑感など
・同時通訳
キーノートから各セッションまで全て同時通訳がついてて良かったです。英語の不自由な自分には安心設計です。
しかも質問も逆の同時通訳がされててすごいなーと思いました。
・おやつ部の差し入れ
チロルチョコとおせんべい。
まさか、名古屋から遠征していた@sazusさんがおせんべいを用意してくれていたとは。僕ほんとに遊びに行っただけ状態でした。
・受付がアナログだった
紙に印刷したリストでチェックしてました。僕もですが参加者が「あ、これです」とか指さしてるの見るとちょっと技術系のイベントなのにと思ってしまいますね。(自分たちの勉強会のことは棚にあげますよーすっごい大きい棚にあげますよー)
せめて、シリアル番号発行するだけでもしてれば楽そうだったのにって感じですね。
・受付のおねーさん方
イベント請負のところからきてたのかとても対応が良かったです。みんな綺麗だったし。
・Androiderな方々に会いました
かなり久々な人も含めて意外とお会いすることができて、ちょっとは興味持ってもらえてるのかなと思いました。
・スライドの字が小さいことがちょこちょこ
ついついやってしまいがちですが、情報を詰め込んでたら字が小さくて読めなかったところがありました。
特に字が小さい上にハイコントラストな背景に白文字は全く読めませんでした。
・いろいろな発表で「Qt QuickではじめるクロスプラットフォームUIプログラミング」を紹介していただきました。
SRAさんのキーノートでも口頭でしたけどご紹介していただいたのでびっくりしました
Qt 5.0.2の頃に書いたのでQt Quick Controlsの事とか入ってない内容もありますが、QMLの基本的なことは変わってませんので基礎を知るには十分だと思います。
・お昼のLT大会
お昼ごはんを食べつつ暇つぶしがてら聞いてもらえていればと思いました。
ひさびさに沢山の人の前でしゃべったらもード緊張で終始シドロモドロでした。それでもちょこちょことリアクションを貰えてたので良かったです(本当か・・・
他にもいろいろあった気がするけど思い出せないので、以上で。
これからもQtで楽しんで行けそうだなと思ったので良かったと思います。
あ、Ambassador制度復活しないですかね?
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