管理共有の無効化

NT系のWindowsでは、通常のアクセスでは見えない形で全ドライブのルートが共有されています。
管理権限の有るユーザーを知っていればリモートから管理できるとっても便利な機能では有るのですが 少々よろしくない場面も有ると思います。
実際に共有されているかの確認方法と解除方法です。


共有されているかの確認方法
[マイコンピュータ]→右クリック→[管理]→[システムツール]→[共有フォルダ]→[共有]
を開くと共有されているフォルダの一覧が表示されます。
その中に、C$やD$のような(ドライブレーター$)フォルダが表示されれば、管理共有が有効になっています。
IPC$は、プロセス間通信に使用されるので管理共有とはみなされません。
XPシリーズはデフォルトで簡易共有が有効になっています。解除しないと通常のフォルダ右クリック後の 共有タブでは確認することはできません。

管理共有の無効化方法
レジストリの下記のキーの中に値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters\
[レジストリエディタ]→[編集]→[新規]→[DWORD値]で「0」を追加します。

  • ワークステーションの場合
    値名 : AutoShareWks
    該当OS : NT4.0 Workstation / 2000 Pro / XP Home,Pro
  • サーバーの場合
    値名 : AutoShareServer
    該当OS : NT4.0 Server / 2000 Server
値が無い状態(デフォルト)で、有効になってます。ただし、XP Homeのみ値が無い状態で無効です。
値を削除するか、「1」を設定すると有効になります。
Server 2003は実機が無くて確認できないので不明です。
注意:
Windows.FAQ - ウインドウズ処方箋 -さんによると、Windows XP Proで管理共有を 無効化するとオフラインファイルの機能が上手く動かなくなる場合があるそうです。元に戻しても復帰する保証は 無いそうです。実行する場合はご注意下さい。